Takuma Hayakawa

彼を構成するのは「電車」と「アイドル」。縦横無尽に電車が繋がっている作品たちをよく見ると、彼の好きなアイドルたちが隠れている。彼は作品を自分の「好き」で埋め尽くすのが特徴で、自身もアートの中に登場してアイドルたちと手を繋いでいたり、アイドルの握手会に参加している様子が描かれている。
自分の「好き」を描いたら、アイドルも電車も友人も全てマリアージュできてしまう、彼の作品からは彼自身の忠実さを深く感じることができるのである。

 早川 拓真

1989年2月2日東京都狛江市生まれ、現在三重県度会郡在住 知的障害 99年よりアトリエ「HUMAN・ELEMENT」にて制作を始める、幼少より国内外の展覧会、コンクールに多数出品、06年松阪市美術展「奨励賞」、09年みえ県展「for your Dream賞」受賞、11年ポコラート全国公募展「オーディエンス賞」受賞、13年初個展開催、年中京テレビ「24時間テレビ」で巨大エコキャップアートの原画制作に参加、出演、16年みえ県展「優秀賞」受賞、19年、スターバックス×Get in touch×障害のある作家「MAZEKOZE ART」プロジェクト参加、20年、トヨハシブリュト・アートコンテスト「金賞」受賞(名豊ギャラリー 豊橋市・愛知)NHKEテレ「人知れず表現し続ける者たちvol.3」で創作風景等が放送、BS8K「NoArt,NoLife 早川拓馬」放送、第3回日本財団DIVERSITY IN THE ARTS公募展「入賞」、アートパラ深川大賞「観光庁長官賞」受賞、愛知、岐阜、三重で個展開催、東京、愛知、三重、ドイツ、スペイン、中国、ベトナムでのグループ展参加、電車とアイドルが大好きで制作テーマでもある。パレット上で見たことのない色ができると「い~ね~、見たことないね~!」と声をあげて楽しさを表現している。