安斎隆史
身の回りの雑誌や新聞の折込広告のなかから、写真や単語など求める情報を巧みに拾い出し、意思表示を行う。感情表現も豊かで、表情や身振り、言葉にならない声のトーンなどで表出される他、絵を描くこともそのひとつである。楽しみな行事、納得がいかなかったこと。日々の天気や、季節のうつろい。安斎の心の動きが色彩となり、大胆な筆致やストロークが繊細に重ねられていく。
「かぶと」と題された本作は、五月の節句の時期に、広告で見つけた兜飾りに触発されて制作されたものだ。色とりどりのクレヨンを用いた大胆な線のストロークを、画面全体に描き重ねていく作品が多い安斎だが、本作はクレヨンを小さな「たんぽ」に持ち替え描いている。青、黄、赤、水色、ピンク、黄緑。色は不均質に混じり合い、画面の底から、なにかとらえどころのない、いのちの源のようなものが湧き上がってくるような予感がするような引力のある作品だ。
素材:綿100%
サイズ:53cm×53cm
COLLABORATION
HERALBONY Art Handkerchief AWARD2021

2020年6月から7月15日までの期間、「ArtHandkerchief AWARD 2021」を開催しました。
2021年の1月から発表するアートハンカチになるアート作品を募集し、日本国内にとどまらず、海外からも含めて536作品の応募から選ばれた3作品のうちの1作品です。
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アートを身に纏う
HERALBONYのアートプロダクトに使用されているのはすべて、知的障害のあるアーティストが描く、異彩を放つ作品たち。
日常にも、特別な日にも、アートを身に着けるという選択肢を。

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