異彩を、まとう
2025A/Wのメインビジュアルに
俳優・中島セナと作家・中尾涼が登場。
写真家・松岡一哲がとらえたのは、
アートと人、そして社会が静かに交わる瞬間。
その眼差しの先に、HERALBONYが信じる
「異彩を、まとう。」という思想が息づいています。
埼玉県川口市にある福祉施設「工房集」では、
アートの源泉ともいえる場所に中島セナが佇み、
スカーフを纏いながら、日常と非日常のあわいを漂う。
その姿は、現実のなかにアートが溶け出していくような静かな光景を生み出しました。
一方、銀座の街では、中尾涼が自身の原画をもとにしたスカーフを纏い、軽やかに歩く。
「かっこいい」と声をかけられるたびに笑顔で応え、ときに踊り、駆ける。
その自由な姿が、HERALBONYの思想をやさしく、まっすぐに映し出しています。
中島セナ/
Sena Nakajima
2006年生まれ、東京都出身。
2017年にスカウトされモデルデビュー。
2021年には新人女優の登竜門とされるポカリスエットのCMに起用され、翌年も引き続きヒロインを演じた。
KANEBO「I HOPE.」のメインキャラクターも努めている。
主演作品として「Disney+(ディズニープラス)」日本発オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島」映画「あこがれの色彩」などがある。
主演公開待機作に『終点のあの子』(2026年 1月23日公開)がある。
中尾 涼 / Ryo Nakao
1998年生まれ、滋賀県在住。
2017年から『やまなみ工房』に在籍 元々は紙を切って大好きな扇風機のプロペラ作っては眺めることが好きだった彼だが、職員の書く字を真似たり、窓に指で文字をなぞられたりする様子から、英字新聞をお渡しすると画用紙に模写されたことが絵画に取り組まれるきっかけとなった。
英字の他数字の作品も多く、描かれるときは、一切の迷いや躊躇は無く、あっという間に描き終えられ、勢いや力強さが英字や数字の書体にも表れている。文字は色を変えて筆やペン、時には指を用いて何度も上からなぞられることが多く、より作品に深みをもたらしている。最近は文字だけでなく、人物や自分の好きなものを絵にされる作品も生まれ、クールな作風と合わせて彼独特の感性が作品にも反映されている。
松岡一哲/Ittetsu Matsuoka
1978年生まれ。写真家。
日本大学藝術学部写真学科卒業。写真家として活動するかたわら、2008年テルメギャラリーを立ち上げ運営。日常の身辺を写真に収めながらも、等価な眼差しで世界を捉え撮影を続ける。主な個展に「マリイ」 BOOKMARC(東京、2018年)、「やさしいだけ」amanaTIGP(東京、2020 年)、「what i know」amanaTIGP(東京、2023年)、「TOKYO GAMES」渋⾕スクランブル SKY GALLERY(東京、2023年)。 最新個展は「もっと深くて鋭くて、危なくて、たまらなく美しいやつ。 普通じゃないもの。」Taka Ishii Gallery Photography / Film(東京、2025年)。
WEB / Instagram
Photographer:松岡一哲
Art director:樋口裕馬
Stylist:髙山エリ
Hair make:奥平正芳
THERME inc.
阿部マリイ
宇田川弓
撮影協力:工房集(Kobo Syu)