写真とドローイングが対話のように交錯する。展覧会「遠い近さ」

こんばんは、HERALBONYスタッフのMarieです。写真家・松岡一哲と異彩を放つ作家たちによる展覧会「遠い近さ」-松岡一哲とやまなみ工房の宇宙ーを東京・銀座のHERALBONY LABORATORY GINZA Galleryで11月24日(月)まで開催中です。

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写真とアートが交錯する「往復書簡」のような展示企画


本展は、写真家・松岡一哲が長年撮りためてきた作品に加え、滋賀県の福祉施設「やまなみ工房」を訪問し撮影した新作写真と、同施設に在籍する作家たちとの共同制作によって構成されます。


参加作家は、吉田 陸人(Rikuto Yoshida)井野 友貴(Yuki Ino)大路 裕也(Hiroya Oji)NANAの4名。松岡さんが撮影した写真を受け取った作家たちがドローイングを重ね、「応答」として作品を刻み返すことで、写真と絵画のあいだに往復書簡のような対話が生まれました。

松岡さんが本企画展に寄せてくださったコメントがとても素敵なので、一部を抜粋してご紹介します。

“世界の解釈を、世のルールに安易に委ねずに、
自分の頭の中で再解釈して、そのあと吐き出してる言葉だから、
言葉のようで、そうじゃない、まるで音楽みたいな、
彼らだけの言語になってるから、最初はよく聴き取れない。

けど、一度分かればすごく、心地いいんだよ。
理解できた喜びもある。

やまなみで出会ったみんなも、そうだった。
それぞれ、自分の宇宙をしっかり生きている。
だから最初は分かりにくい。

けど、一度分かったらもう大丈夫。
あとは大丈夫。”


全文もぜひご覧ください。

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展示中の原画作品をオンラインストアでもご覧いただけます


「Untitled #4」原画作品

Rikuto Yoshida
「Untitled #5」原画作品

Rikuto Yoshida

たまたま手にしたファッション誌に、落書きのようにペンを走らせたことから現在の制作スタイルが確立された、吉田 陸人(Rikuto Yoshida)。松岡氏の写真の上に、のびのびと自由に、そして絶妙な配置で色彩を乗せていくそのスタイルには、まさに異彩を感じます。
「Untitled #36」原画作品
Yuki Ino

登下校中の学生の周りを、井野 友貴(Yuki Ino)のドローイングが優しく包んでいるかのようなこちらの作品。井野さんと陸人さんは隣の席で制作をされる、大の仲良し。先日銀座のギャラリーにいらっしゃった時に、この作品に描かれているのは「家」なのだと陸人さんが話してくれました。あなたには何に見えますか。
「Untitled #13」原画作品
NANA

また一味違った作風のこちらは、NANAによるドローイングが施された作品。生き生きとした表情の動物たちと、思わず対話したくなるような気持ちになります。

他にも様々な作家の作品を掲載中。ぜひチェックしてみてください。

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展示作品をまとうアートTシャツ


[松岡一哲×吉田陸人] プリントTシャツ「Untitled #19」
Rikuto Yoshida


[松岡一哲×吉田陸人] プリントTシャツ「Untitled #9」
Rikuto Yoshida


[松岡一哲×吉田陸人] プリントTシャツ「Untitled #15」
Rikuto Yoshida

作家・吉田 陸人が松岡氏の写真にドローイングをほどこしたアートTシャツも販売中です。異なるジャンル・異なる方法で表現する彼らの、言葉を超えた信頼を感じる3つのアートを大きくプリントしています。

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11/1(土)開催 予約不要のスペシャルトークイベント開催

関連イベントとして、写真家・松岡一哲氏、やまなみ工房所属でヘラルボニー契約作家の吉田陸人氏、井野友貴氏、やまなみ工房の施設長の山下完和氏によるトークイベントを開催します。

開催概要
日程:11月1日(土)
時間:14:00〜15:00
参加無料/申し込み不要
 会場:HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(2階 Lab.4)
〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル 1F

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