ヘラルボニー財団設立。皆がありのままに生きる未来へ《HERALBONY NEWS》
HERALBONYスタッフのMarieです。
最新の取り組みをご紹介する「HERALBONY NEWS」。
私たちHERALBONYが目指す未来は、アートを描く才能の有無に限らず、社会で暮らすすべての障害のある人の尊厳が守られ、ありのままに生きることのできる社会の実現。
今回は、そんな未来に向けての、2つの取り組みをお届けします。
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「兄が幸せな社会」を目指して ヘラルボニー財団を設立

2026年1月7日、障害のある人が直面する根源的な社会課題に向き合うことを目的とした「ヘラルボニー財団」を設立いたしました。
ヘラルボニー財団は、株式会社としての既存事業だけではアプローチしきれない、さまざまな障害当事者、当事者家族および支援者を取り巻く社会課題に向き合い、「誰もが尊厳をもって生きられる社会とは何か」を長期的な視点で問い、実践を続けるために設立されました。
ヘラルボニー財団の創立には、株式会社ヘラルボニーの創業者である松田崇弥・文登が抱き続けてきた、「兄が幸せに生きる社会」を願う想いがあります。
崇弥・文登の4歳年上の兄・翔太さんには、重度の知的障害を伴う自閉症があります。ですが、翔太さんは福祉施設でアート活動をしているわけではありません。兄の幸せを願う想いは、アートを描く才能の有無に限らず、社会で暮らすすべての障害のある人の尊厳が守られ、ありのままに生きることのできる社会の実現を指しています。
ヘラルボニー財団の設立日である1月7日は、松田崇弥・文登の兄・翔太さんの誕生日です。
重度の知的障害を伴う自閉症のある翔太さんの存在は、ヘラルボニー誕生の原点であり、社名もまた、翔太さんが小学生時代に自由帳へ記した謎の言葉に由来しています。
「自分たちの兄が幸せに生きる社会」を目指して。
兄・翔太さんの誕生日に、ヘラルボニー財団を設立いたしました。
創立者からのメッセージ

「息子は寝たきりで、何もできないんです。
ヘラルボニーを応援しているけれど、悲しくなることもあるの」
活動していく中で、こんな言葉をいただくことがあります。
「生きているだけで尊い」「存在そのものに価値がある」
頭の中には、いくつもの正しそうな言葉が浮かびます。
けれど、声をかけてくださった方の、ここにいたるまでの時間や痛みを思うと、私たちはすぐに言葉を返すことができません。
兄が知的障害と診断されたとき、「社会は、この子を受け入れてくれるのだろうか」と、不安に思った母の話を何度も聞いてきました。
それは今もなお、多くの家族が誰にも見えない場所で抱え続けている現実です。
だから私たちは、正しく綺麗な言葉だけで、簡単に片付けたくないのです。
同時に、あきらめることもしたくない。
できる・できない。役に立つ・立たない。
社会が無意識のうちに引いてきた、その線の外側にあるとされる命を、それでも、圧倒的に肯定したい。
誰もが社会の一員として、当たり前にそこにいられるとはどういうことか。
生きることの豊かさとは、どんな瞬間に宿るのか。
その問いに、明快な答えはありません。
"障害福祉"という言葉には、簡単に整理できない矛盾や、痛みや、祈りが折り重なっています。
だからこそ、この財団は、ただ答えをだす場所ではなく、
命そのものに想いをめぐらせ、立ち止まり、問い続ける場所でありたいのです。
生きることは、時に苦しく、報われないと感じる瞬間もある。
それでもなお、あなたとともに、この問いを抱え続けたい。
私たちがこの活動に、人生をかける理由です。
松田文登・松田崇弥
活動に関する詳細は、2026年夏頃に正式に発表いたします。
>ヘラルボニー財団について
盛岡ISAI PARKで 分身ロボットが働く実験カフェを開催

2026年2月6日(金)から2026年2月23日(月・祝)まで、岩手県盛岡市のHERALBONY ISAI PARKにて実験カフェ「分身ロボットカフェ DAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)」を期間限定でオープンします。
「分身ロボットカフェDAWN ver.β」とは「人類の孤独を解消する」を理念に掲げる株式会社オリィ研究所が運営する実験カフェ。東京・日本橋にあるフラッグシップ店は年間6万人が訪れる人気店になり、教科書にも掲載されるまでになりました。
重度肢体障害、難病患、家族の看護や介護など様々な理由で外出や移動が困難な人々が、分身ロボットOriHimeを遠隔操作し、オーダーや配膳、お客様との会話などの接客を行い、新たな働き方を開発しています。
キャラバンカフェ第7弾の地となる盛岡は、オリィ研究所 代表取締役 所長の吉藤オリィ氏の親友であり、分身ロボットOriHimeを使ってテレワークで働いていた番田雄太氏の暮らしていた場所でもあります。番田氏は2017年にその生涯を閉じるまで吉藤氏の右腕として秘書の仕事をし、彼の想いは分身ロボットカフェを実現させるきっかけにもなりました。
両社にとって大切な地である盛岡で、「心が自由ならどこへでもいけて、なんでもできる」という番田氏の言葉を感じていただければと思います。
予約方法等の詳細については、随時下記の公式サイトおよび公式SNSでお知らせいたします。
>公式サイト
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